【香川県】デイサービスで感染対策学習会を実施|手指衛生と吐物処理を体験型で学ぶ研修

実績

こんにちは。
「つなぐ感染対策支援室」感染管理認定看護師の横山です。

先日、4月より契約いただいている「デイサービス六条さんち」にて、
職員向け感染対策学習会を実施しました。
今回のテーマは、

  • 手指衛生
  • 吐物処理対応

の2本立てです。

座学だけでなく、実際に体験していただく演習形式を取り入れ、90分間の学習会を行いました。
介護現場では感染対策の重要性は理解されていても、

  • 「忙しくて徹底できない」
  • 「マニュアルはあるが実践に落とし込めていない」
  • 「毎年同じ研修でマンネリ化している」

という悩みを抱えている施設も少なくありません。
今回の学習会でも、「実際にやってみる」ことで多くの気づきが生まれました。


手指衛生演習

【“普段通り”に洗った結果、見えてきた課題】


最初のテーマは手指衛生です。

まず座学で、

  • なぜ手指衛生が必要なのか
  • どの場面で実施すべきか
  • どのように感染が広がるのか

を、介護現場で起こりやすい具体例を交えながら説明しました。

その後、手洗いチェッカーとブラックライトを使用し、普段通りの手洗いを実施していただきました。
すると、多くの参加者が、

  • 爪の周囲
  • 親指の付け根
  • 手首

などに洗い残しがあることに気づかれていました。

「ちゃんと洗えているつもりだった」
「こんなに残っているとは思わなかった」


という声も多く聞かれました。

手指衛生は感染対策の基本ですが、“知識”だけでは十分ではありません。
実際に自分の手を可視化することで、初めて「自分の癖」や「洗えていない部位」を実感できます。

こうした体験型学習は、現場での行動変容につながりやすいことが大きな特徴です。


吐物処理演習

【「処理」だけでは感染は防げない】

後半は、感染性胃腸炎を想定した吐物処理演習を行いました。

まず座学では、

  • ノロウイルスなどがアウトブレイクしやすい理由
  • 少量でも感染が成立すること
  • 環境汚染が広範囲に及ぶこと

など、微生物の特徴を踏まえて説明しました。

その後、実際に利用者さんが過ごしているエリアを使用し、
「突然、利用者さんが嘔吐した」
という想定で演習を実施しました。

まず私が見本として実技を行い、その後、職員の方と一緒に実践していただきました。

実際にやってみると、多くの方が、

「思った以上に大変」
「処理だけに集中してしまう」
「周囲への対応まで頭が回らない」

という感想を話されていました。


吐物処理で重要なポイント

吐物処理は、単に“拭き取る作業”ではありません。
感染拡大を防ぐためには、処理前から多くの対応が必要になります。

吐物処理時の主なポイント

  • 嘔吐した利用者さんの安全確保
  • 他利用者の速やかな誘導
  • 汚染区域への立ち入り制限
  • 十分な換気
  • 個人防護具(PPE)の適切な着脱
  • 汚染範囲を意識した消毒
  • 使用物品の適切な廃棄
  • 処理後の手指衛生

特に介護施設では、

  • テーブル
  • 椅子
  • 手すり
  • ソファ
  • カーテン
  • 車椅子

など、多くの設備や備品があります。

実際の現場では、単純な「床の消毒」だけでは終わりません。

「どこまで汚染されている可能性があるか」
「どこまで消毒すべきか」

を考えながら作業を進める必要があります。

今回の演習でも、実際の環境で実施したことで、

“マニュアルを読むだけでは見えなかった難しさ”

を体感していただくことができました。


“現場に合わせる”からこそ意味がある

感染対策は、施設ごとに必要な内容が異なります。

  • 利用者層
  • 建物の構造
  • 職員数
  • 動線
  • 使用している物品
  • スタッフの理解度

これらによって、最適な対策は変わります。

そのため、つなぐ感染対策支援室では、

「テキストを読むだけ」
「動画を見るだけ」

では終わらない、現場に合わせたオーダーメイド型の学習会を行っています。

実際の環境で演習することで、

  • 自施設の課題
  • 動線上の問題
  • スタッフ間の認識の違い

なども見えてきます。


学習会がマンネリ化していませんか?

施設によっては、

  • 毎年同じ内容になっている
  • 参加者が受け身になっている
  • 実際の行動変容につながっていない

という悩みを抱えていることがあります。

感染対策は、“知っている”だけでは不十分です。

「現場で実践できるか」が重要になります。

だからこそ、実際に体験し、考え、動く学習会には大きな意味があります。


感染対策でお困りの施設様へ

つなぐ感染対策支援室では、

  • 介護施設
  • デイサービス
  • 保育施設
  • 医療機関

などを対象に、感染対策支援を行っています。

  • 職員向け学習会
  • 吐物処理演習
  • 手指衛生評価
  • マニュアル整備支援
  • BCP支援
  • 感染対策相談

など、施設の状況に合わせて対応可能です。

「何から始めればいいかわからない」
「今の対策で十分なのか不安」
「現場に合った研修をしてほしい」

という場合も、お気軽にご相談ください。

▶ ご相談はお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。


「つなぐ感染対策支援室」では、医療・介護・保育施設の感染対策に関するご相談、職員教育、マニュアル・BCP整備のサポートを行っています。
感染管理認定看護師が、現場の状況に合わせてわかりやすくサポートします。

具体的に相談したいことが定まっているご施設、なんとなく課題を感じていてまずは状況の整理から行いたいご施設。それぞれに対応した相談メニューを設けております。

相談メニューと料金の目安はこちらの記事で詳しく記載しております。
併せてご覧ください。

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